京セラ祖業の技術で人工宝石

宝飾事業50周年記念の商品(京セラ提供)

 京セラは、祖業のセラミック製造技術を応用してつくる人工宝石などの宝飾事業が50周年を迎えた。天然石のように地下深く採掘する必要がなく、近年は環境に配慮した商品として注目が集まっている。今後3年間で売上高30%増の成長拡大を目指す。

 宝飾事業を始めたのは、創業者の稲盛和夫氏が高値で売られていた質の良くない天然のエメラルドを目にしたことがきっかけだ。より美しい宝石をつくって喜びを提供したいと思い、開発に着手。1975年にエメラルドの製造に成功した。

 現在はエメラルドに加え、ルビーやサファイアなど12種類の人工宝石を京都市伏見区の事業所で製造している。

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