野口英世の志を引き継ぎ、アフリカのための医学研究・医療活動の分野で顕著な功績を挙げた個人・団体に贈る第5回野口英世アフリカ賞の授賞式が22日、東京都港区の明治記念館で開かれた。天皇、皇后両陛下が出席し、受賞者に拍手を送られた。
石破茂首相はあいさつで「野口英世アフリカ賞を契機に国際社会の関心が一層深まり、国際保健課題の解決に向けた取り組みがさらに広がることを切に願う」と述べた。
今回は、マラリアの治療に貢献したマリのアブドゥライ・ジムデ博士と、熱帯病の「アフリカ睡眠病」の治療薬開発などに取り組んだ非営利組織「顧みられない病気の新薬開発イニシアチブ」(本部・スイス)が受賞した。