原爆被害の実相を伝える「ヒロシマ・ナガサキ原爆・平和展」が22日、大阪市の大阪国際平和センター(ピースおおさか)で始まった。被爆80年に合わせて広島、長崎両市が主催し、両市の資料館がそれぞれ展示物を提供。核兵器廃絶の機運醸成へ、大阪・関西万博来場者の訪問にも期待する。12月27日まで。
展示されているのは広島平和記念資料館(広島市)と長崎原爆資料館(長崎市)が提供した26点。当時3歳11カ月だった鉄谷伸一ちゃんが広島で被爆時に乗っていた「伸ちゃんの三輪車」や、原爆の熱線を浴びて表面に隆起ができた「被爆瓦」がある。