東京都の小池百合子知事は22日の定例会見で、高齢者や障害者を対象に省エネ性能の高いエアコンを購入した場合の負担軽減策を行うと明らかにした。購入の補助額を8万円に引き上げる。今月30日から開始する。
小池氏は、熱中症が原因で亡くなる人もいると指摘した上で「ぜひ多くの方々に活用していただきたい」と強調。千葉県の熊谷俊人知事が税源偏在を象徴する政策と指摘したことを踏まえ「現実に暑い。対策するのは地方自治として当然の判断」とも述べた。
都は省エネ性能が高いエアコンの新規購入や故障による買い替えの際、その性能や冷房能力などに応じて一定額を値引きする制度を既に導入している。