世界有数のダイヤモンドの産地として知られるボツワナのハオラテ副大統領は22日、トランプ米政権が進める高関税政策は「深刻な打撃」と述べ、ダイヤモンドの主な輸出先が米国からアジアや欧州に変わる可能性を示唆した。横浜市で開かれた第9回アフリカ開発会議(TICAD)に合わせて来日し、共同通信のインタビューに応じた。
ハオラテ氏は関税が課せられた他のダイヤモンド輸出国の動向次第とした上で「アジアやヨーロッパに輸出することで利益率が高くなれば、その方向に変わるだろう」と語った。
一方、ダイヤモンド産業だけに頼らない「経済の多様化」が必要と強調した。