「侵略国」ロシア領攻撃を支持か

 【ワシントン共同】トランプ米大統領は21日、交流サイト(SNS)でロシアによるウクライナ侵攻を巡り「侵略国を攻撃せずに戦争で勝利するのは不可能ではないがとても難しい」と述べ、ウクライナによるロシア領攻撃を支持する考えを示唆した。ウクライナとの首脳会談に応じるようロシアに圧力をかけた。ラジオ番組で、和平合意に達するかどうかは「2週間以内」に分かると指摘。結果次第で「別のアプローチが必要になるかもしれない」と述べた。

 戦況で優位に立つロシアが条件を付けて首脳会談の早期実現には暗雲が垂れ込めており、トランプ氏はいら立ちを募らせているようだ。

 トランプ氏はSNSに、プーチン大統領の胸に自身が指を突き付けながら話す15日の米ロ首脳会談の際とみられる写真と、1959年に当時のニクソン副大統領がソ連のフルシチョフ首相に同様のしぐさで話す写真を並べて投稿。プーチン氏に融和的との見方を打ち消し、強い姿勢で交渉に臨んだと誇示する狙いとみられる。

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