東京スター銀行が9月にも熊本市に支店を設けることが21日、分かった。半導体受託製造の世界的大手、台湾積体電路製造(TSMC)が熊本県菊陽町に工場を建設し、周辺では住宅地や商業施設の開発で地域経済が活性化。出張所を支店に格上げする。海外からの駐在員や九州に進出する取引先の資金需要を取り込むのが狙いだ。
伊東武頭取(62)が共同通信とのインタビューで明らかにした。東京スター銀は1999年に破綻した第二地方銀行の東京相和銀行が前身で、台湾の中国信託商業銀行の完全子会社。
TSMCが年内にも第2工場の建設に着手することを踏まえ、将来的に業務拡大に合わせて行員を増やし、店舗の改装も視野に入れる。