ニコンは21日、顕微鏡などの開発や製造を担う横浜製作所(横浜市)を9月30日に閉鎖すると発表した。開発、生産機能の集約が目的で、同製作所の機能や人員は東京都内の本社や神奈川県内の別の拠点に移転する。
横浜製作所は顕微鏡のほか、産業機器などの研究開発も担っていた。7月末時点の従業員数は約350人で、敷地面積は約2万平方メートル。機能や人員は東京都品川区の本社や横須賀製作所(神奈川県横須賀市)、相模原製作所(相模原市)にそれぞれ移る。
横浜製作所は1967年に操業を開始した。ニコンの事業所では本社に次ぎ2番目に古い。跡地の利用方法は未定だという。