【ニューヨーク共同】カナダ航空最大手エア・カナダは20日までに、労使交渉が暫定合意に達し、段階的に運航を再開した。客室乗務員のストライキで16日から全面欠航していた。マイケル・ルソー最高経営責任者(CEO)は声明で「完全復旧には1週間以上かかる可能性がある」とした。
エア・カナダによると航空機や乗務員の配置が乱れているため7~10日間は一部の便が欠航する。欠航した便の乗客には払い戻しや他社便への振り替えで対応する。
エア・カナダは日本を含む65カ国ほどに就航している。18日には、ストに伴う欠航の影響が乗客約50万人に及ぶとの試算を明らかにした。