太平洋戦争末期の沖縄戦に関し、組織的戦闘が終わった後の1945年6~8月、旧日本軍が住民をスパイとみなして虐殺した事件が起きた沖縄県・久米島で20日、犠牲者の追悼集会が開かれた。参列者は黙とうをささげ、平和を祈った。犠牲者の顔などをかたどった彫刻も除幕された。
米軍は同年6月26日、久米島に上陸。日本軍は、米軍の捕虜となった後に解放された住民らをスパイとみなし、同27日から8月20日までの間に、子どもを含む20人を殺害した。
集会実行委員会の神里稔会長(74)が「再び起こさないよう反戦平和を誓う」とあいさつした。