【ワシントン共同】米国土安全保障省は19日、中国新疆ウイグル自治区からの物品輸入を原則禁止する米国の「ウイグル強制労働防止法」に関し、税関当局の検査を強化したと発表した。特に力を入れる重点品目に鉄や銅、希少金属リチウムなど五つを追加で指定した。自治区での強制労働防止に向け、一層の圧力強化を図る。
同法は中国政府による少数民族ウイグル族らへの弾圧を「ジェノサイド(民族大量虐殺)」と問題視したバイデン前政権下の2022年に施行された。トランプ政権も同様に監視を強めていることが明らかになった。
ウイグル強制労働防止法では、米国への輸入を一律に原則禁止としている。