【ワシントン共同】ホワイトハウスは19日、中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の公式アカウントを開設した。米国では利用者のデータ流出など安全保障上の懸念があるとして、法令により、ティックトックは米国事業を売却しなければサービス継続ができない状況にある。だがトランプ米大統領は禁止を猶予し、存続に意欲を見せている。
レビット報道官はロイター通信に「トランプ氏が米国民にもたらした歴史的成功をできるだけ幅広い人々に、多くの媒体を通じて伝えることに尽力している」と答えた。
最初に投稿された動画で、トランプ氏は「毎日目覚めるたび、この国のすべての人々により良い生活を届ける決意を新たにしている。私は皆さんの声だ」と強調した。
ティックトックに米国事業の売却を求める法律は、第2次トランプ政権の発足直前に発効した。売却には米国の複数の企業や投資家が関心を寄せているが、中国側の合意が得られていないことが障害となっているとされる。トランプ政権は禁止猶予の期限を9月17日に設定している。