米「安全の保証」協議主導

米国のルビオ国務長官=2月、ドイツ・ミュンヘン(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】米ニュースサイト、アクシオスは19日、ロシアとの戦闘終結後のウクライナに米欧が提供を検討する「安全の保証」を協議する委員会のトップにルビオ米国務長官が就任すると報じた。ウクライナ当局者は今週中に枠組みが決まる可能性があると述べた。一方、トランプ大統領は同日の米メディアで米軍のウクライナ派遣を否定し、派兵方針の欧州各国を米軍が防空面で支援する考えを示した。

 ウクライナはロシアの再侵攻を防ぐため、米欧による安全の保証を強く求めてきた。対ロ抑止の実効性を高めるには米国の関与の度合いが焦点となる。アクシオスによると、委員会にはウクライナや欧州の安全保障担当者らが参加し、各国の役割分担などを話し合う。

 トランプ氏はFOXニュースで、ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟を改めて否定。「ロシアの立場なら敵に国境線上に居座られたくないだろう」とし、ロシアが受け入れないと説明した。フランスやドイツ、英国の名前を挙げ、欧州の地上部隊派遣は問題にならないと述べた。

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