陸自・宮古島駐屯地トップが謝罪

市民団体のメンバーに頭を下げ、謝罪する陸自宮古島駐屯地トップの比嘉隼人1等陸佐=19日午後、沖縄県宮古島市

 陸上自衛隊宮古島駐屯地(沖縄県宮古島市)トップの駐屯地司令比嘉隼人1等陸佐が、県管理の観光施設駐車場で市民団体のメンバーに「許可取れ」などと大声で迫った問題を巡り、比嘉1佐は19日、駐屯地で市民団体と面会した。「威圧的に捉えられたのであれば、私の本意ではない。申し訳ありませんでした」と謝罪した。

 市民団体「ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会」の清水早子共同代表は「トラウマになった。謝罪にはなっていない。残念だ」と応じた。

 比嘉1佐は「周辺施設に迷惑がかかると考え、拡声器を用いた活動のための駐車場の使用許可を緊急的に確認した」と釈明した。面会には那覇駐屯地(那覇市)を拠点とする第15旅団の副旅団長竹内肇1佐が同席した。

 駐屯地や市民団体が撮影した動画によると、陸自隊員らは5~6日、新隊員教育の一環として、駐屯地外で長距離を歩く訓練を行っていた。6日朝、駐車場で休憩中、比嘉1佐が抗議活動をしていた市民団体に「許可取れ、早く。取ってこい」などと発言した。

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