コンビニのミニストップの一部店舗が店内調理品の消費期限を偽って販売していた問題で、京都府の2店舗で数年前から不正が行われていた疑いがあることが19日、分かった。兵庫県の2店舗ではオーナーが店員に不正を指示していたとみられることも判明した。いずれも食品表示法違反に当たる可能性がある。管轄の保健所への取材で明らかになった。
京都の2店舗は久御山町田井店と田辺中央店。保健所は既に関係者を聴取し、指導した。調理後すぐに貼るべき消費期限のラベルを一定の時間を置いてから貼っていた。店舗の関係者は「数年前からやっていた」と説明したという。
兵庫は川西見野2丁目店と川西西多田店。保健所は既に立ち入り検査し、指導した。作りすぎた場合にラベルを貼り替えたり、後でまとめてラベルを貼ったりしていたことを確認した。オーナーによる店員への指示だったとの認識を示した。
ミニストップは不正発覚を受け、全国約1600店で店内調理のおにぎりと弁当、総菜の販売を中止している。