98歳杉内寿子八段が引退

2019年3月、第38期女流本因坊戦の本戦初戦を迎えた杉内寿子八段。自身の本戦最年長出場記録を更新した=東京都千代田区の日本棋院

 囲碁の日本棋院は19日、現役最年長棋士で98歳の杉内寿子八段が20日付で引退すると発表した。最後の対局は不戦敗となった第74期王座戦予選で、その時の98歳4カ月4日は最年長対局記録。引退に伴い、21日付で女性初の九段に昇段する。

 杉内八段は夫の故杉内雅男九段と共に長く現役を続けた。昨年4月の第51期天元戦予選で、雅男九段の97歳0カ月13日を上回る97歳1カ月5日で対戦し、公式戦対局の最年長記録を樹立。その後も更新し続けていた。

 杉内八段は静岡県出身。1942年にプロ入りし、女流名人4連覇などの実績がある。

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