ウクライナ領「割譲強制するな」

欧州首脳らの反応

 ドイツのメルツ首相はワシントンで18日、ロシアのウクライナ侵攻を巡る会合後に記者会見し「ウクライナが領土の割譲を強制されてはならない」と強調した。ロシアが求めるウクライナ東部ドンバス地域(ドネツク、ルハンスク両州)の割譲は「米国に例えれば、フロリダ州を放棄しなければならないようなものだ」と指摘した。

 フランスのマクロン大統領はロシア、ウクライナ、米国の首脳による3者会談について「問題解決の唯一の手段なので非常に重要だ」とした上で、ウクライナの「安全の保証」の問題は欧州全体に関わるため3者会談に続いて「欧州を含めた4者会談が必要になるだろう」と述べた。

 ウクライナがロシアとの戦闘終了後に求めている「安全の保証」についてスターマー英首相は、米国が関与すれば「歴史的な前進になる」と評価。北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は、日本やオーストラリアも含めた約30カ国が安全の保証に関与する方向で調整しているとFOXニュースで明らかにした。(共同)

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