大阪市中央区の繁華街・道頓堀で消防隊員2人が犠牲になったビル火災で、現場から自力で脱出した30代の男性隊員からの連絡を受け、別の隊員が2人の救助に向かっていたことが19日、市への取材で分かった。市消防局は21日にも事故調査委員会を立ち上げ、当時の状況を調べるとともに、火災原因の究明を本格化させる。
市などによると、火災は18日午前に発生し、ビル2棟計約100平方メートルが燃えた。男性隊員は、亡くなった消防司令森貴志さん(55)と消防士長友光成さん(22)の3人でチームを組み、ビル内部から放水するために、7階建てのビルの1階から入ったとみられる。