自民党総裁選挙管理委員会(逢沢一郎委員長)は19日、党本部で初会合を開き、総裁選前倒しの是非に関する意思確認を巡り、書面方式で実施する方針を確認した。逢沢氏は終了後、記者団に「スピード感が必要だと認識している」と述べ、早期に判断する考えを示した。党則に基づき党所属国会議員と都道府県連代表者の総数の過半数が賛同すれば、総裁選の前倒しが決まり、石破茂首相への辞任圧力は一層強まることになる。
初会合では(1)議員の意思表示を記名とするか、無記名とするか(2)議員を一堂に集めて投票する形式とするのかどうか―などの論点を協議した。欠員となっている選管委員も補充した。