ソフトバンクグループ(SBG)は19日、経営難に陥っている米半導体大手インテルに20億ドル(約3千億円)を出資すると発表した。AIなど先端技術への投資を強化する一環で、米国での半導体生産を支援する。孫正義会長兼社長は声明で「半導体はあらゆる産業の基盤だ」と強調した。
インテルが新たに発行する普通株式を1株当たり23ドルで取得する契約を結んだ。インテルの時価総額は約1千億ドルで、SBGの出資比率は2%程度になるとみられる。SBGは現時点ではインテル株を保有していないと説明しており、インテルのリップブー・タンCEOは「関係を深められることをうれしく思う」とのコメントを出した。