東京電力福島第1原発事故に伴い福島県に残る除染土を巡り、環境省は18日、福島市でパネルディスカッションを開き、県外最終処分に向けた政府の取り組みを県民らに説明し理解を求めた。来場者からは「処分場所を早く探すべきだ」「全国にばらまくのはおかしい」などの声が上がった。
県内外から34人が参加。環境省の中野哲哉参事官は、早期搬出を求める意見に「(最終処分の)場所をどう探すかは今後検討を進める」と答えた。除染土の安全性は問題ないとして「全国で負担しながら課題を解決していくべきだ」と語った。
除染土や廃棄物は同県大熊、双葉両町の中間貯蔵施設で保管されている。