お盆休み明けの朝、大阪屈指の繁華街・道頓堀に爆発音が鳴り響いた。大阪市中央区のビルが燃え、消防隊員2人が犠牲になった18日の火災。焼け落ちたビルの窓から真っ赤な炎や黒煙が上がり、辺りは焦げた臭いが充満した。現場は、多くの観光客や避難を促す警察官らで騒然とした。
「ボーン!」。火災当時、燃えたビル付近にいた50代男性の耳を爆発音がつんざいた。直後、1階から2階へとつながる階段から火が噴くのを目撃。真っ赤に染まり、煙も一気に上がってきた。
近くのラーメン店で働いていた男性(19)は警察官から「危ないから早く逃げて」と言われ、客や同僚ら数人を連れて店外に避難した。