災害時、移動仮設住宅の利用促進

能登半島地震の際に県立輪島漆芸技術研修所の生徒向けに提供されたトレーラーハウスの仮設寄宿舎=2024年11月、石川県輪島市

 政府が災害時の仮設住宅として車でけん引できる「トレーラーハウス」の利用促進を図っている。プレハブや木造の住宅よりも工期が短く費用も安上がりで、容易に移動できる利点がある。災害時に利用できる車両の情報を平時から把握するため、トレーラーハウスを持つ人や事業者に、国のデータベースに登録するよう呼びかけている。

 能登半島地震で仮設住宅の建設に時間がかかったことから、被災者の早期の生活再建に役立つとして普及が期待されている。

 財務省によると、能登半島地震での仮設住宅の建設工期はプレハブが平均60日で、トレーラーハウスは同32日。1戸当たりの平均単価は1701万円に対し1170万円で済んだ。

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