石垣市長、出直しの中山氏5選

中山義隆氏

 不信任決議可決による失職に伴う沖縄県石垣市長選は17日投開票の結果、出直し選に臨んだ無所属前職中山義隆氏(58)=自民、公明推薦=が、無所属新人の元市議砥板芳行氏(55)との一騎打ちを制し、5選を果たした。市政継続の是非や、国が進める防衛力強化の対応を主な争点に論戦を繰り広げた。投票率は63・00%で過去最低。

 市が6月定例会に提出した専決処分の議案を巡り、執行部による決裁の日付の改ざんや虚偽答弁が発覚。市議会は中山氏への不信任決議を可決していた。

 選挙戦で中山氏は石垣島と台湾を結ぶフェリーの航路開設による経済振興を提唱。陸上自衛隊石垣駐屯地の機能強化や島内での日米共同訓練に一定の理解を示していた。

 砥板氏は市政刷新を主張。駐屯地の機能強化などに反対すると訴えたが及ばなかった。

最新記事
第2次大戦で失明兵士の短歌継承
大阪・道頓堀火災でけが人情報
東京株式 18日10時30分
為替相場 18日(日本時間10時30分)
比の邦人射殺事件、被害者2人は40~50代