佐賀県伊万里市の住宅で母娘が死傷した強盗殺人事件で、佐賀地検は17日、日本語講師椋本舞子さん(40)を殺害し、70代の母親を負傷させ現金を奪ったとして、強盗殺人と強盗殺人未遂などの罪でベトナム国籍の技能実習生ダム・ズイ・カン容疑者(24)=同市=を起訴した。
起訴状によると7月26日午後4時20分ごろ、母親が開けた玄関から住宅に侵入し、刃渡り約13・5センチの包丁を見せつけて2人を脅迫し、1万1千円を奪い、2人を2階に連れて行こうとした際に抵抗され、刺すなどしたとしている。
母親をかばった椋本さんは首などを複数回刺され失血死、母親は首や腕に約1カ月のけがを負った。