【イスラマバード共同】パキスタンで豪雨による洪水や土砂崩れが14日以降相次ぎ、地元メディアは16日、北西部カイバル・パクトゥンクワ州の死者が300人を超えたと報じた。北部ギルギット・バルティスタン地域やアザド・カシミール特別州でも死者が出た。
特に死者が多いのはカイバル・パクトゥンクワ州ブネル地区で、184人に達した。同州では救援物資を運んでいたヘリコプターが悪天候で墜落し、5人が死亡した。
家屋が多数損壊。携帯電話の関連設備も被害を受け、複数の地域で通信が途絶えたほか、各地で橋が壊れ、道路が寸断された。
パキスタンではモンスーンによる豪雨被害で例年、多数が死傷している。