お盆彩る徳島の阿波おどり、閉幕

 徳島市のお盆を彩った「阿波おどり」が15日、最終日を迎えた。海外や徳島県外からの観光客など多様な人が踊り手として加わり、「ヤットサー」のかけ声や太鼓の拍子に合わせて思い思いに手足を動かした。

 この日は国籍や性別、経験にかかわらず誰でも参加できるよう、市が企画した踊り手グループ「ダイバーシティとくしま連」の約50人も参加。水色やピンクのそろいの浴衣や法被に身を包み、有力グループ「水玉連」の手ほどきを受けた後で共に満面の笑みで舞を披露した。

 米国から参加したシエラ・リシュマンさん(28)は「水玉連の美しい踊りを見てまねして頑張った」と晴れやかな表情。広島市の男性会社員(60)は「形はともかく、声を精いっぱい出したら『踊るあほう』になれた」と笑顔だった。

 徳島県出身で岡山県倉敷市から訪れた男性(61)は演舞を見て「この音色や声を聞くとわくわくする。楽しむ人が増えるのはいいこと」と話した。

 締めくくりは、千人以上が一糸乱れぬ「総踊り」で会場を沸かせた。

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