【北京共同】中国国防省の蒋斌報道官は15日、米海軍のミサイル駆逐艦ヒギンズが南シナ海のスカボロー礁(中国名・黄岩島)周辺の中国領海に侵入したとして、米側に厳正に抗議したと明らかにした。「強烈な不満と断固たる反対」を表明した。
スカボロー礁はフィリピンの排他的経済水域(EEZ)内にあるが、中国は領有権を主張している。蒋氏は「中国の主権を著しく侵害した」として「挑発行為」を直ちにやめるよう米側に要求した。