【モスクワ共同】ロシアのオベルチュク副首相は15日、米国の仲介で長年の対立から和平に前進したアゼルバイジャン・アルメニア関係を巡り、アルメニア領を経由してアゼルバイジャンの本土と飛び地ナヒチェワン自治共和国を結ぶ物流ルート「トランプ回廊」の創設を支持すると表明した。タス通信が報じた。
アルメニアのパシニャン首相と会談したトランプ米大統領は8日、アルメニアが99年間にわたる回廊開発の独占権を米国に与えたと表明していた。旧ソ連構成国アルメニアを勢力圏と見なすロシアの反応が注目されていた。