人型ロボット、北京で熱戦

「世界人型ロボットスポーツ大会」の1500メートル走に出場したロボット=15日、北京(共同)

 【北京共同】中国北京市で15日、「世界人型ロボットスポーツ大会」が行われた。北京市政府が「世界初」とうたう大会には日本を含む16カ国の計約280チームが参加。17日までの日程で、陸上競技や球技など各種目で熱戦を繰り広げる。

 競技は1500メートル走やサッカー、武術など約25種目に上る。5対5のサッカーでロボットがゴールネットを揺らすと会場では大きな歓声が上がった。ボールを追いかけたロボット同士が激しくぶつかり、倒れて退場になる場面もあった。

 1500メートル走は「出場選手」それぞれが持ち前の実力を発揮。人間の伴走者が息切れするほどのスピードで疾走するロボットも現れた。

 新興企業や大学が開発した約500体のロボットが出場。「運動能力や協調性」を競い合うとしている。

 自律式か遠隔操作で二足走行できることが出場条件。競技中にロボット自体の交換は認められない。大会は北京市政府や国営中央テレビなどが主催。2022年北京冬季五輪のスピードスケート場がメイン会場となり、14日に開幕式が行われた。

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