【アンカレジ共同】トランプ米大統領は14日、ロシアのプーチン大統領と15日に実施する首脳会談について「25%の確率で成功裏に終わらない可能性がある」と述べた。ロシアとウクライナの戦争終結に道筋をつけられるかどうかに世界の関心が高まる中、会談が不調に終わった場合に備え予防線を張った。即時停戦実現を目指すトランプ氏に対し、プーチン氏はウクライナの一部領土割譲を要求する構えで、隔たりは大きい。
首脳会談は現地時間15日午前11時半(日本時間16日午前4時半)ごろ、アラスカ州の最大都市アンカレジにあるエルメンドルフ・リチャードソン米軍基地で開催。
トランプ氏は14日、FOXニュースのラジオ番組で、会談後の会見をプーチン氏と共同で実施するかどうかは結果次第だと説明。ロシア側は共同で開くと発表しており、駆け引きが始まっているようだ。
トランプ氏はプーチン氏について「合意する用意があると思う」と述べた。15日の会談はプーチン氏の出方を見極め、ウクライナのゼレンスキー大統領も交えた次の会談を調整するのが目的だと重ねて強調した。