名古屋市と友好都市である中国・南京市の公的交流が停止している問題を巡り、超党派の議員連盟に所属する名古屋市議らが南京市へ訪問する計画が、中国側からの申し入れで延期されたことが13日、関係者への取材で分かった。交流再開に意欲を示す広沢一郎市長からの親書を今月下旬に届ける予定だった。
南京市とは2012年に河村たかし市長(当時)が「南京大虐殺」を否定する発言をして以降、公的交流が停止している。関係者によると、今月初旬に南京市側から延期の申し入れがあった。明確な理由は示されなかったが「(南京市の)新市長就任の時期が未定だ」などと説明があったという。