第2次大戦に従軍した米兵が戦地から持ち帰った日章旗が、現在の北海道当麻町から出征した日本兵3人のうちいずれかのものだと判明し、13日に開かれた町の戦没者追悼式で返還された。受け取った町戦没者遺族会会長の菅田信博さん(87)は、旗に記された40人の署名から父のいとこを見つけたといい「世界中で戦争は起きている。若い人に見てもらいたい」と話した。
旗には「元気でしっかり」「必勝」などの言葉もある。1942~45年に従軍し、ガダルカナル島、ブーゲンビル島、フィリピンへ行った米ニューハンプシャー州出身のハワード・エリオットさん(故人)が持ち帰った。