芋焼酎の仕込みスタート

芋焼酎の仕込みが始まった霧島酒造の工場で、サツマイモを選別する従業員=6日、宮崎県都城市

 焼酎の出荷量10年連続日本一を誇る宮崎県で、今年収穫したサツマイモを用いた芋焼酎の仕込みが始まっている。豊かな甘みとうまみ、雑味のないまろやかな口当たりが全国的に人気の「黒霧島」や「白霧島」で知られる霧島酒造(都城市)の工場では、蒸し上がったイモやこうじの、ほのかな甘い香りが漂う。

 同社は、焼酎向けのサツマイモ品種「黄金千貫」などを使用。宮崎、鹿児島両県の契約農家から仕入れており、8月からが収穫期となる。製造工程のほとんどが自動だが、イモの選別は従業員の手作業だ。

 都城市内にある5カ所の工場で、1日当たり計約400トンものイモを仕込み、一升瓶約20万本分を製造する。出荷は年明け以降。

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