【ジュネーブ共同】プラスチックによる環境汚染防止に向けた条約作りの政府間交渉で12日、非公式の閣僚級会合が始まった。日本からは中田宏環境副大臣が参加。焦点のプラ生産規制などを巡って意見集約は難航しており、14日までの会期中に条文案で合意できるかどうかは不透明だ。
政府間交渉の委員会はスイス・ジュネーブで5日に始まった。9日に示された条文案では、ほとんどの項目で対立する主張が併記されたままになっている。閣僚級会合は非公開で、国連の関連施設で13日まで行われる。
妥協点を探るため各国の政府関係者は10日以降、少人数の非公式会合を続けている。