【ニューヨーク共同】米自動車大手フォード・モーターは11日、南部ケンタッキー州ルイビルの組立工場に20億ドル(約3千億円)を投じ、電気自動車(EV)の生産を強化すると発表した。既に発表している中西部ミシガン州の電池工場への投資と合わせて、投資額は総額50億ドルとなり、約4千人の雇用を創出すると強調した。
2027年にEVのピックアップトラックを発売する計画も明らかにした。販売価格は3万ドル(約440万円)と低価格に抑えることを目指すという。米国ではEV需要の鈍化が指摘されているが、低価格帯のモデル投入でEV市場でのシェア拡大につなげる狙いとみられる。