【北京共同】北朝鮮メディアは11日、努光鉄国防相が18日から始まる米韓の大規模な合同軍事演習「乙支フリーダムシールド(自由の盾)」に反発する談話を発表したと報じた。努氏は、北朝鮮への対決姿勢を示す演習を強く糾弾するとし、一線を越える挑発行為には「自衛権を行使する」と対抗措置を警告した。
米韓の演習に関し「核戦争の状況を想定して進められ、地域情勢を不安定にさせる」と主張。敵国の攻撃を抑止して挑発に対処することが北朝鮮の「絶対的な使命だ」と述べた。
米韓両軍が一部の訓練を9月に分散して実施することに関しては言及がなかった。訓練の一部分散は北朝鮮への配慮とみられている。