【ラハイナ共同】2023年8月の山火事で大きな被害を受けた米ハワイ州マウイ島西部ラハイナで9日、恒例の盆踊りがあった。主催した三つの寺は火事に遭い、焼失後2年を経ても再建時期は未定だが「地域の復興へ力を合わせたい」と昨年に続き開催。被災した僧侶は、今年7月に移住先の町を津波が襲い、再び避難したと明かした。
日系人が多いハワイでは盆踊りが定着し、火事前は三つの寺がそれぞれ実施。今回、合同の会場となったラハイナ浄土院の跡地には千数百人が訪れた。火事を逃れた大仏像前の櫓を参加者が囲み、和太鼓の音に合わせ踊った。
山火事は23年8月8日に発生。102人が死亡し、建物約2200棟が焼けた。