APEC食料安保の技術革新議論

APECの食料安全保障担当相会合に出席した小泉農相=10日午前、韓国・仁川

 【仁川共同】アジア太平洋経済協力会議(APEC)の食料安全保障担当相会合が10日、韓国・仁川で開かれた。温暖化や紛争で食料の安定供給への懸念が高まる中、技術革新を通じて参加国・地域の農業生産をどう支えていくか議論。農林水産省によると、共同閣僚声明を取りまとめた。日本からは小泉進次郎農相が出席した。

 会合のテーマは「繁栄を分かち合うための農業・食料システムにおけるイノベーションの推進」。農業の生産性向上、気候変動リスクといった共通課題に対応するため、人工知能(AI)やデジタル技術を駆使した最新の事例を参加国・地域の間で共有し、日本も独自の取り組みを紹介した。

 前回会合は2024年8月にペルーで開かれ、食品ロスの防止に向けた制度強化や環境整備の方針を確認した。

 小泉氏は9~11日の日程で韓国に出張。11日には韓国の趙顕外相らとの会談を予定している。韓国による日本産水産物の輸入規制撤廃を要請する方針だ。

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