中国でお茶にミルクやフルーツなどを掛け合わせた新たなスタイルの飲料「新茶飲」が流行している。中国メディアによると、2024年の市場規模は3547億元(約7兆2千億円)で拡大傾向にあり、「ドリンク革命」とも呼ばれる。特に健康志向の若者に人気で、お茶文化の多様化が進んでいる。
新茶飲の関連企業数は30万を超える。低価格のドリンクを提供する「蜜雪氷城」は24年末に全世界で約4万6千店舗に増えた。伝統的な中国茶をアレンジした飲料が売りの「覇王茶姫」は今年3月末までに世界で約6700店舗となった。他にも多数のブランドが乱立し、人気の高まりとともに競争も激化。