日本生命、持ち出し情報削除

日本生命保険

 日本生命保険から三菱UFJ銀行への出向者が同行の内部資料を持ち出した問題で、この情報を保存していた日生の法人部門内でフォルダーが削除されていたことが9日、分かった。外部からの指摘を受け日生が社内調査を始めた直後で、証拠を隠滅し発覚を遅らせようとした可能性がある。

 日生は「事実関係を調査している最中で、個別の事案への回答は控える」とした上で、「仮に削除されていても、復元が可能で調査全体への影響は限定的」としている。

 日生によると、7月10日に外部からの指摘で把握し、社内の調査を始めたという。日生は金融庁から8月18日までに事案の詳細などを報告するよう命令を受けている。

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