自民党政治改革本部の幹事長を務める斎藤健前経済産業相と、事務局次長の長谷川淳二衆院議員が、渡海紀三朗本部長に辞表を提出したことが7日、分かった。渡海氏が預かっている。石破茂首相が、企業・団体献金の受け皿限定を求める立憲民主党の呼びかけに応じ、政党支部の実態把握を自民幹部に指示したことへの反発が背景にある。関係者が明らかにした。
斎藤、長谷川両氏は、政治改革本部で、政治資金の透明性向上を図る制度設計の実務を担った。先の通常国会では、衆院政治改革特別委員会の理事として、企業・団体献金の禁止を主張する野党に対し「禁止よりも公開」を掲げて反対する論陣を張った。