【台北共同】台湾疾病管制署は7日、中国広東省を訪れて台湾に戻った40代の女性がチクングニア熱に感染したことが確認されたと発表した。チクングニア熱は蚊が媒介する熱帯病で、台湾で中国渡航者の感染が確認されたのは今年初めて。
女性は7月に広東省仏山市と深セン市を訪問し、同月末に台湾に戻ってから症状が出始めた。四肢の痛みなどの症状があり、一時入院した。女性は、広東省訪問中に蚊に刺されたという。広東省では流行が拡大しており、疾病管制署は渡航者に注意を呼びかけている。
台湾で確認されたチクングニア熱の輸入症例は今回を含め計17件。これまでにインドネシアやフィリピンからの輸入症例が確認されている。