【シンガポール共同】タイとカンボジアは7日、マレーシアの首都クアラルンプールで国防相らによる会議を開いた。軍事衝突した国境地帯の緊張緩和に向けて東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国による停戦監視団を設立することで合意した。会議は停戦合意の一環。米中の代表団もオブザーバーとして加わった。
ASEAN議長国マレーシアによると、監視団は双方の国に駐在するASEAN加盟国の武官で構成し、暫定的なものとなる。双方は挑発的な行動や国境全域での兵力増強の回避でも合意した。会議にはタイのナタポン国防相代行やカンボジアのティア・セイハ国防相らが出席。4日から実務者レベルでの会議を開いていた。