浦上天主堂の鐘復元、9日に響く

 長崎への原爆投下で失われた浦上天主堂(浦上教会)の鐘が、カトリック信徒の被爆2世や原爆開発の「マンハッタン計画」に関わった医師の孫らによって復元された。「和解の象徴となってほしい」と被爆80年となる9日、原爆がさく裂した午前11時2分に鳴らされる。

 浦上教会の旧天主堂は1945年8月9日の原爆投下で失われ、大小1対あった鐘のうち小鐘が大破。戦後に再建された二つの鐘楼には、大鐘のみがつるされた。

 復元を主導した米ウィリアムズ大のジェームズ・ノーラン・ジュニア教授(62)は原爆開発計画に関わった医師の孫。信徒でもあり、広島や長崎の被害に関心があった。

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