米国の生成人工知能(AI)事業者「パープレキシティ」が、インターネット上で利用者に回答を作成する際に記事や画像を無断使用し著作権を侵害したとして、読売新聞東京、大阪、西部の3本社が7日、無断使用の差し止めと計約21億6千万円の損害賠償を求め、東京地裁に提訴した。読売新聞側によると、記事の利用を巡り、日本の大手報道機関が生成AI事業者を提訴するのは初めて。
訴状によると、パープレキシティは利用者の質問に応じ、ネット上からリアルタイムで情報を収集し、生成AIを用いて作成した文書や画像で回答を提供。その際、読売新聞のネット記事を無断で使用し、利用者から使用料を得て収益を上げたとしている。