【コベントリー共同】広島への原爆投下から80年となった6日、英国の平和都市として知られる中部コベントリーの大聖堂で広島と長崎の原爆犠牲者を追悼する式典が開かれた。出席した市民ら約300人が折り鶴をつくって祈りをささげ「未来永劫、核戦争を起こさない」と誓った。
式典では広島市の松井一実市長とコベントリー市のランカスター市長が互いに送った手紙が朗読された。松井氏はコベントリーが第2次大戦中にドイツの空襲を受けたことを念頭に置き「広島と同じく灰の中から再建された場所での式典開催は意義深い」と表明。ランカスター氏は「被爆地が受けた苦痛を繰り返してはいけない」と訴えた。