【テニアン共同】太平洋戦争の激戦地で、広島と長崎に原爆を投下した米軍のB29爆撃機が飛び立った米自治領・北マリアナ諸島のテニアン島で6日、終戦80年を記念する式典が開かれた。住民や米軍人らが出席し、太平洋での平和継続を祈った。参列者からは「原爆が戦争を終わらせた」との発言もあった。
式典はテニアン市が主催し、午前と午後の2回に分けて実施。午前中はB29に原爆が積み込まれた二つのピットが残る島北部の広場に約200人が集まった。日米の国旗と北マリアナ諸島の旗が掲げられ、エドウィン・アルダン市長や在サイパン領事事務所の手島亜紀子所長らが献花した。