大阪府交野市選挙管理委員会は6日、7月20日投開票の参院選で、市内の約800世帯に選挙公報の配布漏れがあったと発表した。市は委託事業者から配布済みと説明を受けていたが、配布担当者が虚偽の報告をしていた。市は、未配布分を除いて費用を支払う方針。
市選管によると、7月14日以降、市内の一部地区の住民から選挙公報が届かないとの連絡が複数寄せられた。事業者は当初配布済みと回答したが、投開票日後になって、連絡があった地区全体に当たる798世帯に配布していなかったことが判明した。
市選管は「対応が不十分で危機管理の意識が不足していた」とコメントした。