総務省が6日発表した1月1日時点の人口動態調査によると、日本人の人口は1億2065万3227人で、前年より約90万8千人(0・75%)減少した。減少数、減少率とも1968年の調査開始以降最大。東京都を除く46道府県で減った。深刻な少子化を反映しており、対策が急務だ。2026年には1億2千万人を下回る可能性が高い。外国人は約35万4千人(10・65%)増の367万7463人。全都道府県で増加し、調査を始めた13年以降最多となった。
調査は住民基本台帳に基づく。日本人の人口は16年連続のマイナスで、死者数が過去最多の約159万人だったのに対し、出生者数は最少の約68万人にとどまった。
日本人を都道府県別で見ると、東京が0・13%の増加だった。減少率は秋田の1・91%が最も高い。
東京圏(埼玉、千葉、東京、神奈川)は約7万1千人減の3540万185人。名古屋圏(岐阜、愛知、三重)、関西圏(京都、大阪、兵庫、奈良)を加えた三大都市圏の合計は7年連続で減少し、6348万6845人だった。